たんぽぽナース働き方改革

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【実体験】看護師プリセプターを3回して、3回手紙を貰った話

看護師の新人指導を3回して、3人から最後にお手紙を貰って嬉しかった話です。
看護師をしていると、卒後3年目程でプリセプターになる話がくると思います。

プリセプターとは、一人の先輩看護師(プリセプター)がある一定の期間、一人の新人看護師(プリセプティ)に対して、マンツーマンで臨床実践を指導する方法。
新人看護師のリアリティショックを緩和し、看護実践能力の獲得を支援する教育体制。とされています。

仕事において指導役をやりたくないなぁ。
やってみたい!など人それぞれ思いが違うと思います。
私は、本当に人の後に付いていくタイプで生まれてから23年間教えたりすることは無かったです。
やりたい半分、やりたくない半分でしたが、結果20代で3人のプリセプターをして良かったです。

プリセプターの始まり

私は卒後3年目でプリセプターになりました。
お姉さん役といいながらも、病棟配属された4月は1週間は1日の流れの説明。
他の先輩に指導をお願いする時も、ここまでできていることを説明したり、共有ファイルを使って報告します。

4~5月は基礎的な看護技術(車いす移動、清拭、陰部洗浄、おいおい点滴、採血)の指導をしないといけないプレッシャーがありました。

反省会では無く、振り返り会とした

毎月ある反省会。
私は反省会という言葉は大嫌いなので、『振り返り会』と称して実施しました。

反省会とすると先輩は悪いところを指摘してきます。
攻撃的な先輩看護師は新人を責めます。
そして無言の反省会の場となるのは目に見えています。

私は、振り返り会前に、事前に用紙にこういう流れでするとレジメを作成しました。
①今月できたとこ、良かったところなど良い面を書きます。
②まだできていないこと、困ったこと
③これからこうしたい
など前向きに考えれる内容にしました。

すると、よい面が見えるので、褒める内容もでてきます。

いいところやできていることを伝えてから、これからこうしたほうがいいと伝える

「今日は時間通りに点滴ができてなかった」や「採血の手順がちゃんとできていかったよ」と、いきなりできていないことを伝えられると、自分が全否定されている感じになります。
いわゆる自己肯定感も下がります。
できないことばかりで当たり前。

まず、できていることや良かったことを伝えてから、次はこうしましょうかと伝えると伝わりやすいようです。

貰った手紙の内容

「唯一、褒めてくれるのは、たんぽぽナースさんでした。
ただでさえ自信が無い私はできていないことばかり言われて更に自身を無くしていました。」や、
「優しく接してくれて良かったです。僕は厳しい人が担当だったら辞めていたと思います」と手紙を貰いました。
最後にこれを貰って、褒めて・できることを伝えて良かったと思いました。
他のスタッフにもこの方法をお願いしていましたが、伝わりきっていなかったのは力不足だったと思います。

私の唯一の指導面における強味

人のよいところを見つけるようにできること
3人の新人さんが辞めずに続けれたこと。
手紙もいただけて嬉しかったこと。
新人が病棟に4人入ってきた時は、4人の差を比較するのではなく、4人に共通する課題を見つけ、病棟スタッフに分かるようにポスターで毎月の目標は関わってほしい内容を具体化できたこと。
(6月は採血を練習します。血管のでている患者さんがいれば見守りで採血してください)とか。

結論、指導は大変ですが、褒めたり、よいところをまず見つけ、伝えてからこれからどうしていこうということを伝えるようにする。
と自己肯定感ができて、辞めずに続けてもらえるかもしれません。
自分自身の成長にもつながり、いいところを見つけて褒める技術は子育てにも活かせていると思います。

↓月ごとの目標や関わり方について書いていて、とても参考になりました。


私の経験が少しでも役に立てれば嬉しいです。